髙橋修法律事務所

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プーちゃん

2012.10.27

私事ですが、我が家で15年間一緒に暮らしてきた猫のプーちゃんが亡くなりました。

何も食べず、ほとんど水も飲まない状態が2週間続きましたが、小さな体で本当によく頑張りました。
最後は、娘と妻に看取られて一度息絶えたのに、再び息を吹き返し、危篤の知らせに急いで帰宅する僕を待ってくれていました。
僕が家に入るのと時を同じくして、プーちゃんは息を引き取りました。
プーちゃんの体調が悪くなってから、確実にやって来る別れの時にはたして平静でおれるのか正直自信がありませんでした。
でも、実際の別れがこんなに悲しく辛いものになるとは思いませんでした。
人の時以上の悲しみかも知れません。「プー、小さな体でよう頑張ったな」、「よう家に来てくれたな」と言うのが精一杯でした。

思えば、号泣する大人3人に手を握られ、娘や妻の顔を見つめながら、この世を去ったプーちゃんは幸せな猫ちゃんだと思います。
ドラマのような別れと同様、プーちゃんとの出会いも不思議な縁でした。

 

捨てられたのか迷ったのか、プーちゃんは肺炎と脱水のため死んでもおかしくない状態で以前住んでいたマンションの周りをうろついてました。
玄関あたりまでついて来て、家に入りたかっただろうに、見ず知らずの他人様の家に入るなど厚かましい真似は決してしませんという感じで、そのままどこかに去っていきました。

何日かして、よほどしんどくなったのでしょう。プーちゃんは妻が家の玄関口に用意してくれていた牛乳を飲んでいました。その後、病院に連れて行って元気になり、プーちゃんは我が家の家族の一員となりました。

プーちゃんは、凛としたところがあるプライドが高い猫でした。
なにより優雅で上品な猫ちゃんでした。また、孤高の猫でもありました。
猫にしておくのが惜しいくらい、本当に賢い猫ちゃんでした。
昔、夫婦喧嘩の折、ふと見ると、側で驚いた顔をして、たしなめるような目で僕を見つめるプーちゃんがいました。
深夜、寝入っている時に起こすプーちゃんの鳴き声は、遠慮がちな小さな声でした。
家族で映画を観にいって車で遅い時間に帰った時、プーちゃは家の階段を急いで下りて来て、太い唸り声でニャー(どこ行ってたんニヤー)とよく怒っていました。

最後の時も、大好きなプーちゃんの看病をずっと続けてくれた娘が明日仕事で東京に帰ることが分かっていたので、その日を選んで息を引き取ったのではないかと思います。
プーちゃんは人のことが分かったし、家族もプーちゃんが何を考えているのか分かっていました。本当に家族の一員でした。

ありがとう、プーちゃん。いつまでも忘れないよ。
天国で安らかに眠って下さい。