髙橋修のつぶやきブログ

2017年7月17日 月曜日

遺言内容をよく考えて

         

遺言執行者の仕事をしていると、遺言する
としても、もう少し配慮して遺言しておけ
ばいいのになあと思うことがあります。
例えば、お世話になった宗教施設に全部の
財産を遺贈するという遺言をした方がおば
あさんがおられました。その方は夫に先立
たれ、子供さんもいません。たくさんいた
兄弟姉妹にも先立たれ、法定相続人は代襲
相続人となる甥御さんだけでした。
甥御さんには遺留分がありませんから、こ
の遺言がある以上、遺産は全く入ってきま
せん。
おばあさんは、亡くなる前の数年間は痴呆
状態となり、結局おばあさんが亡くなるま
で、その甥御さんが経済的なことも含めお
ばあさんの面倒をみられました。
甥御さんは、遺産をもらうことなど全く考
えていない方でした。
遺言執行者としては、遺言内容のとおり、
遺言を執行するしかありません。
お世話になった宗教施設に遺贈したいとい
う、その気持ちはよく分かるのですが、亡
くなる前にはやはり身内の方に面倒をみて
もらわなければならないことを考え、遺産
の一部を甥御さんに相続させるなど、遺言
内容をもう少し慎重に考える必要があると
痛感しました。





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